内科、整形、美容、健康、ペット領域など、再生医療の今を実践的に研究はもとより、最新知見の数々をご用意しています。

プログラム抜粋

• 大会長企画によるシンポジウム〜美容医療と再生医療
• 医療政策の未来と課題
• 今後の医療政策の⽅向性について
• ランチョン企業セミナー1〜美容医療トラブルの実情と対策
• ランチョン企業セミナー2〜ペットの健康データを利用した健康寿命延伸への取り組み
• 再生医療up to date:再生医療におけるEPCの最新研究と臨床応用
• 血管内皮前駆細胞の発見から再生医学研究の健康医学への応用
• 整形外科における再生医療-変形性関節症に対する再生医療の現状と課題
• 再生医療up to date2〜再生医療領域における研究倫理
• 内科と再生医療
• 獣医療における再生医療最前線
• ⽝の脊髄損傷における再⽣医療
• 特別講演：老化は制御反応か？
• コーヒーブレイク企業セミナー：再生医療×リハビリが生活の質に与える影響について

この学会でしか得られない
いま聞いておくべき最新治療とエビデンス（一部抜粋）

• 聞き逃せない、第一線の研究者・医師が直接講演
• 今知りたい実際の知見を豪華演者のパネルディスカッション
• 発表トピックス（※抄録一部抜粋）

再生医療up to date:内科と再生医療

内科疾患への幹細胞治療については、脳卒中や糖尿病など様々な疾患において研究が進んできた。
しかし、これまでの研究では、十分な臨床効果のエビデンスが確立したとは言いがたい。
これまで筆者らは、脳梗塞や神経難病ALS（筋萎縮性側索硬化症）、神経難病MSA（多系統萎縮症）などについて様々な幹細胞治療の試みを行ってきた。

一方では、神経栄養因子HGFやGDNFを用いた脳保護療法の開発も行ってきた。
本講演では内科的アプローチとして、これまで筆者らが取り組んで来た幹細胞治療と脳保護療法について概括し、合わせて近年開発されたHGF遺伝子を導入した幹細胞治療への期待も込めて現状を報告する

AARM理事 阿部康二先生
東京リボーンクリニック銀座院

美容医療と再生医療

美容領域で先進的医療を実践している３名の方々にご発表いただき、それぞれにおける再生医療・幹細胞治療の安全性と有効性に関する臨床評価および課題等について、多面的に議論を深める。

抗加齢･美容医療における再生医療の実際と課題 ―PRP療法を中心に―抗加齢医療や美容医療では、安心、安全な医療を提供することを謳い、受療者のアンチエイジングや整容の改善に寄与している。
これらの領域では、受領者からの期待は大きく、施術者は基礎的検討が十分なされていない新規治療や未承認医療を、医師の裁量でしばしば施術している。一部に合併症が報告されているのも実情である。

現在、再生医療の中で、一定の細胞治療に対して再生医療等安全性確保法（再生医療法）での届出が義務付けられているが、その半数以上の提供計画は多血小板血漿療法（PRP療法）が占めている。このPRP療法の原理は、自己の静脈血を遠心分離して得た濃縮した血小板から内包する細胞増殖因子を多種、多量に放出させ、目的とする細胞や組織の活性化、組織再生に適用する。
抗加齢医療や美容医療の領域では、シワやたるみ、美肌治療、薄毛治療などで寄与している。
一方、適用外使用であるbFGFを添加したPRPの投与による合併症などを紹介する。

（抄録一部抜粋）楠本健司院長（くすもと形成外科クリニック）

予定演者
井上啓太医師（アヴェニューセルクリニック）
市橋正光医師（BTRアーツ銀座クリニック）
楠本健司医師（くすもと形成外科クリニック）